組曲「義経」〜夢魔炎上
陰陽座の「組曲義経〜夢魔炎上」を聴いていて思いました。
後半で、静御前が子どもを殺され、叫びますよね。
あの部分が来ると、前からドキリとしたり、切なく哀しくなったりしていたのですが、私自身が子どもを生んで改めて聞いて、何かただ事ではないようなショックを受けました。
一瞬、心臓がズキーンとしました。
しかし、その後の語りがちょっとひっかかりました。
呆然として語る内容の中にある一節。
「この子だけはあの人に抱いてほしかった」
うーん・・・。
この部分の気持ちが、なんだか私の気持ちと一致しなかったです。
別に詞の内容に反論するわけではないんですが、
結局、静御前は我が子よりも義経を愛してるんだなぁと。
子どもを殺されたとしたら、その父(自分の夫)なんて、取り合えずどうでもいいです、私は。
子どもだけしか目に入りません。頭にありません。
「子どもを抱いてほしかった」なんてことはどうでも良くて、ただただ子どもが無事に成長し、幸せな人生を送って欲しいだけですからね。
そう思うのは、子どもが既に生まれていようと、まだお腹の中にいようと同じです。
私は生きていても、子ども一番、旦那は二番だったりしますが・・・。
あ〜でも、子ども一番って、実は自分が一番ってことかもしれないな^^;
そして静御前も、自分の願いを口にするあたり、自分が一番かもしれないけど^^;
まあ、静御前はそれだけ義経を愛してるってことで、そういう歌なのでいいんですけれどね。
子どもの話とは関係ないですが、この語りの中で、
「お許しください、もう逢えませぬ」
という部分が私は一番泣けて好きです。
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