西九条 BRAND NEW

西九条にあるライブハウスBRAND NEWの10周年を祝う、陰陽座の『原点回帰〜一緒にお祝いしようぜ!!〜』から帰って来ました!
一晩経って、正直、まだ興奮冷めやらぬ感じですが、ひとつレポもどきの感想などを書いてみたいと思います。


まず、BRAND NEWというライブハウスについてですが、言われていたほど狭くありませんでした。確かにステージが低くて天井も低くて、後ろの方だとメンバーを見ることはできませんが、そんなにギュウギュウに詰め込まれもしなかったので、私自身は黒猫さん前・後方で快適に見ることができました。メンバーの姿はほとんど見えないけど、自由に動けるので好きに手を上げて踊れて楽しかったです♪
チケット売り切れだったみたいですけど、もうちょっと入れてもOKかなと思いました。消防法とかで、そうもいかないのかな?


では、セットリストに沿って、印象に残っていることなどを書いてみたいと思います。
曲順、MCの場所など、違うかもしれませんけど・・・。


1.亥の子唄


お祝いということなので、いきなりこの曲でした。
黒猫さんも「最初にこの曲をやることはあまりないけど、今日は最初から元気に声出して行こう!」みたいに煽っていました。


瞬火さんは、なんだか鼻声だったような?風邪ひいてるのかな?って思いました。歌には何の問題もありませんでしたけど。


−MC−
瞬火さん「陰陽座の初ライブの1曲目にやった曲です。」


2.眩暈坂
3.式を駆る者
4.羅刹


私はすごくここでドキドキしました。だって、この3曲って、1stから3rdまでのオープニング曲ばかりじゃないですか!(「降臨」はちょっと別として)
だからこのまま「火車の轍」「鳳翼天翔」「邪魅の抱擁」「靂」なんて来るんじゃないかと、密かに興奮してました。ま、そんなことはなかったですけどね^^;
でも、アルバムのオープニング曲は、そのアルバムの最強の曲とも言えるじゃないですか!そんな曲がいきなり並んですごかったです。


−MC−
瞬火さん「最初は陰陽座も持ち曲が5、6曲しかなくて、ライブでは全部の曲をやるしかなかったんですが、今では持ち曲が80曲余りになりました。その中には同じ文字を使った曲もあります。では、その同じ文字を使った曲を聴いてください、『鬼』!」


5.鬼
6.鬼ころし
7.鬼斬忍法帖


私はライブで初めて聴く「鬼」に大感激でした。ライブ映えする曲ですね!
そして、「鬼ころし」「鬼斬忍法帖」という激しい曲が!
はじけ具合絶好調のこのあたり。


−MC−
黒猫さん「陰陽座結成時から前髪が揃っている方がいますが(笑)」
狩姦さん「そろってますね〜。いや、その前に見に来てた頃から揃ってましたね。だから覚えている人もいるかもしれない」
黒猫さん「スタッフの人とかでね」
狩姦さん「覚えてくれてると嬉しいな〜。ホントに今日は楽しいんで、皆さんも最後まで楽しんで行ってください!」


瞬火さん「ヨーロッパツアーで、恋人達の街パリ(笑)に行ってきたんですが、そのパリのライブで、これからやる曲をやったところ、恋人同士で来ているお客さんがチューチュー始めちゃったんです。いい雰囲気の曲だと思っちゃったんでしょうね・・・。意味を知ってたら絶対そんなことはしないんですが・・・。皆さんも、いい雰囲気だと思ったら、遠慮なくチューチューしてください。では聴いてください、『鵺』!」(爆笑)


8.鵺
9.彷徨える


「鵺」をこんなに笑いながら聴いたのは初めてです(笑)
っていうか、ライブで聴くのは初めてなんですよね。嬉しい〜♪
ヨーロッパのお客さんは、バラードになるとキスし始めるという話は聞いたことがありますが・・・(苦笑)
メンバーも笑わず演奏するのに苦労しなかったかな?


−MC−
黒猫さん「ここでライブをやってた頃から背は伸びたんでしょうか、招鬼さん」
招鬼さん「(何と言ったか不明・・・)。僕、その頃から髪型変わってないんですよ。」
会場「え〜?(「鬼哭転生」の写真を想像)」
招鬼さん「いや、あれはライブをする数ヶ月前の写真で、あれからちょうどいい感じに伸びてきたんで。だから、あの写真の髪型でライブをする僕を誰も見たことないはず(笑)。それより初ライブの時は本番10分くらい前にギターが倒れてのペグが取れてね。で、狩姦くんの持ってた瞬間接着剤でくっつけてやりました。初ライブで動きとかもよく分からないのに、そんなことを気にしながらやって。ライブは緊張しなかったけど、ペグが付いてるかな?って気になりましたね」


10.妖花忍法帖
11.舞頚
12.月に叢雲花に風


−MC−
斗羅さん「いや、めでたいですね〜!めでたいことが2つ重なりましたね!阪神優勝ですよ!それと、誕生日ですね、おめでたいですね。」
この誕生日とは、BRAND NEWのことを指してたと思いますけど、そう言えば自分の誕生日もすぐこの前でしたね。
斗羅さん「僕、陰陽座の初ライブの時にはまだいなかったんですよ。で、最初にステージのライブの時も怪奇現象ってことになってて」
黒猫さん「ラップ音がしてるってことになってたんだよね(笑)」
斗羅「あと、メンバーになるときも、ステージ上で言われて。『君、そろそろメンバーになってもいいんじゃない?』て。」


13.卍
14.火車の轍
15.我が屍を越えてゆけ


−アンコール1−
瞬火さん「陰陽座はここで2度ワンマンライブをやったんですが、その時のアンコールは2回とも1曲目にカバーをやったんですね。思い出してて、そういや、やったなぁって。だから3回目の今日もカバーをやります。で、それは陰陽座として音源にもなってます。『THE TROOPER〜明日なき戦い』」


16.明日なき戦い(アイアン・メイデン
17.組曲義経〜悪忌判官


私、アイアン・メイデントリビュートをまだ持ってないんですよ!
そして、アイアン・メイデンのCDも持ってないんですよ!
だから、「明日なき戦い」は初めて聴きました。いやぁ、良い曲ですねぇ。リフがかっこよくて、サビも分かりやすくて、黒猫さんの英詞ヴォーカルも新鮮で!
しかし実際、その場では正直、焦りましたね〜。トリビュートはもうちょっと落ち着いてから買おうと思っていたので、分からない私は新参バレバレっていうか(苦笑)。(誰でも最初は新参なので、別に構わないとは思っていますけど、自分の気持ち的にね^^;)
そんな私は、その夜、携帯のAmazonからすぐさまそのトリビュートCDを購入しましたとさ。ついでに『陰陽師 弍ノ巻 二人語り「這う鬼」「白比丘尼」』ってやつも。


−アンコール2−
18.がいながてや


瞬火さん「世界一ってやつの上があるとするなら、世界0だ〜!」
と、私たちを「世界0だ」と言ってくださいました(^^)


−アンコール3−
19.焔之鳥〜鳳翼天翔


−アンコール4−
20.悪路王


怒涛のアンコール4回目、本気で魂を完全燃焼した「悪路王」でした。


では最後に、上記の他で、どこで話されたか覚えていないけれど、印象に残ったことを書いておきます。

  • 瞬火さん「普通、ライブハウスの土日というものは、人気のあるバンドなどのためにとっておくんですよ。かきいれ時というか。けれど、陰陽座が出来たばかりの頃、僕は会社勤めをしていたので、土日しかライブができない(笑)!色んなライブハウスで事情を説明して土日にさせてくれるよう頼んだけれど、ほとんどはやらせてはくれなかった。しかし、この西九条BRAND NEWだけは、やらせてくれました!もしここでやらせてもらえなかったら、陰陽座というバンドは僕の部屋の中だけで終わってたかもしれない!」
  • 瞬火さん「(ライブで)あれをやれば、これがないと言われる。あれとあれとあれをやっておけば文句言わないだろうということがなく、何をやっても、これがないと言われる(笑)。そんな持ち曲80曲です。」
  • 瞬火さん「陰陽座を作って2年でメジャーデビューしましたけど、別にメジャーデビューを目指していたわけではありません。僕達は、自分達の音楽をいかに伝えるか、そしていかに楽しむかということを一生懸命にやってきました。そうしたら、メジャーデビューの話が来てCDが出て、更に頑張ってたらヨーロッパでライブをすることもできました。このことを『普通にやってりゃ、そんなもんじゃん』なんて思ってません。一生懸命やって、それにお客さんが応えてくれたからです。陰陽座、結成してから6年余りですが、今までロックさせてくれてありがとう!」
  • 瞬火さん「お客さんてすごいね〜。そんなところですし詰めにされてるのに。僕がそこにいたら、3曲目で帰りますね(笑)。」お客さんへの感謝の意味です(^^)
  • 瞬火さん「今回、BRAND NEWから10周年イベントやるから出てくれない?って言われたとき、二つ返事でOKしたんですよ。あ、でも、二つ返事って言っても、最初は『少し考えさせてください。後日連絡します』って言ったんですけどね(笑)。大人の駆け引きというやつで。でも心の中では『そりゃやるさ!』って」


今回のライブで感じたことは、陰陽座は自分たちの音楽を大切にし、お客さんや関わりある全ての方に、思いやりと感謝の気持ちを持って接しているのだなということです。
西九条BRAND NEWの10周年ということで、西九条BRAND NEWへの感謝の言葉が並びましたが、きっと他に対しても同様に感謝しているのだと思います。
そんな陰陽座にこれからもロックしてもらうために、私も頑張って応援しようと思った次第です。何はともあれ、マジで楽しかったです!!!